■損害賠償の内容
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【損害賠償に関する全体図】 人身事故は大きく3つのケースに分類されます。傷害、後遺障害、そして死亡です。 それぞれに対応する損害賠償の内容を線で結び付けていますのでご確認ください。治療費等はすべての場合に該当します。死亡の場合も、必ず病院に運ばれますので治療費等はかかります。 |
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賠償額の算定は一定の決まりがあります。それらを詳細に述べているのが交通事故に関する各種の書物です。
損害賠償の内容を概観しますと以下のようになります。
交通事故による損害
■損害賠償額の範囲 (民法416条)
@通常生ずべき損害(通常損害)を賠償すれば足りるのが原則
A特別の事情により生じた損害(特別損害)は加害者がその発生を予見できた場合に限る(相当因果関係説)
■ 損害の種類
★財産的損害
【積極損害】
治療費、葬儀費など被害者が現実に金銭を支出した損害
【消極損害】
休業、死亡などにより、事故により失った得べかりし利益
★精神的損害
【慰謝料】
精神的苦痛など非財産的損害の賠償
(実務上は財産的損害を補完する役割が多い)
★間接損害
企業損害に代表される二次的な損害
(個人の受傷と会社の利益喪失との関連、おかげで会社の利益が得られなかった場合など)
各項目については、それぞれのところで詳細にお話します。
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